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「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

6 空想(亀が見る夢)

空想(亀が見る夢)

 1年くらい前のこと。
 ネット配信で
 地球から百数十億光年離れた処から来た光、が到着した。
 そんな記事を読んだ覚えがある。
 それを詳しく分析すれば
 宇宙発祥について何か判るかも知れない。
 そう結んでいた。
 
 地球から遠く離れた、お星さまを調べて
 如何して、宇宙の誕生が判るのかしら?
 すこおし納得できなかったけど。
 ふ~ん。って。
 判ったふりをすることにした。
 
 最近。
 ボンヤリとそのことを思い出していたら
 ふと思い付いた。
 
 距離じゃなくって時間だってこと、に。
 
 例えば。
 西暦2008年6月7日午後9時12分に
 120億光年離れた場所から出た光が
 地球に到着するのは
 西暦120億2008年6月7日午後9時12分。
 誰か。
 いえす・きりすと、を覚えていたのなら・・。

 今、地球に届いた光が
 120億光年離れた場所から、だってことは
 120億年前に発せられた光だってこと。
 それは
 宇宙が誕生してから30億年後の輝き。
 だから
 宇宙誕生の残り火が観える、のかも知れない。
 それで
 すこおし納得した。って気になった。

 でも。
 宇宙は膨張してる。
 そう聞いたことがある。

 膨張してる宇宙空間の地球に
 過去の光が到着できるのかしら?

 宇宙は
 光速を超えるスピードで膨張してる。
 そう読んだ記憶もある・・し。

 貴方は知らない、けれど
 私は物質で出来てるよーなので
 私を含む地球が、光速以上で移動することは、ない。
 
 光速に達した時点で、その質量は無限大になる。
 そう。
 あいんしゅたいん博士は仰ってる。
 
 我が家の、へるす・めーたーは百キロまでしか計れないけれど。
 一応、まだ数字が表示される、ので
 私の体重は無限大じゃない。
 だから
 少なくとも私は、光速で移動してはいない。

 ある慣性系が光速に満たない場合
 その系から見える、光の速度は常に一定である。
 ・・時間の長さ、が変化するから。
 そう。
 とくしゅ・そうたいせい・りろん、が説明してる。

 だから
 120億年前の光が、今の地球に届く。
 それも不思議じゃない、んだろう。

 でも、でも。
 ズーッと過去からの光が
 ズーッと地球を追っかけてきて
 よーやく追いついて、今、その光景を見せる。
 
 今ひとつ、判ったよーで判らない。
 
 120億年前の地球(地球は無いけど、在ったとすれば、その位置)は。
 きっと今よりもズッと爆心地(びっぐ・ばん)に近い処に居たんだろう。
 でも。
 その時の地球(同上)にあったモノが放った光なら
 既に
 120億年前に届いてんじゃないの?
 
 だから
 120億年前の地球(同上)から
 120億光年離れた恒星の光が
 120億年後の今の地球に届いた、のなら。
 その誕生から30億年後の宇宙は
 既に120億光年の広がりを持っていた、ことにならないか?

 やはり。
 宇宙は光速以上の速度で膨張しているの・・か。
 うちの
 へるす・めーたーは、直した方が良いかも知んない。

 こーして
 すてふぁん・ほーきんぐ博士なんかで読んだ、いんふれーしょん宇宙論が
 すこおし私には納得出来ない、ことに気が付いた。

 だから
 「うつ」の暇潰しに
 勝手に宇宙の姿を、そーぞーしてみた。
 私は。
 完全に文系で、算数が得意でない、ことを事前に承知して置いて欲しい。

 ボーっと宇宙って考えてる、と。
 宇宙は、ホントに誕生直後の相転移(いんふれーしょん)を伴った、びっぐ・ばん、で始まったんだろーか。
 その後、ズ~ッと宇宙は膨張し続けてるのに、宇宙全体のエネルギーの総和は一定って。
 すこおし無理があるんじゃないだろーか。
 万が一にも。
 エネルギー保存の法則が有効なら、宇宙は「閉じた系」になるんだろーが
 そんなら、宇宙の内と外が在ることになんねーか。
 その境は如何なってんだ。
 なんて
 ???で一杯になった。

 そーして。
 実は。
 平板の世界の真ん中には須弥山(ちょもらんま?)があって
 大西洋と太平洋の何処かが滝になってて、海水が流れ落ちてる。
 その円盤を、大きな象だか、大きな亀だかが
 背負って、お日さまの周りを歩いてる。
 そんな気もしてくる。

 馬鹿にしてんだろーけど。

 でも。
 地球は
 秒速30kmの速度で太陽の周りを公転し
 秒速500mの速度で自転してる、って計算結果よりは
 余程マトモに思える、のだけれど。
 亀なら
 すこおしくらい息止めていられるしっ!

 別に。
 地球に居ると眼が廻るのでは、なんて云いたいのではない。
 そんな
 チョコマカと動き捲る地球を
 宇宙の一点から撮った写真が、余りに鮮明すぎやしませんか、ってだけのこと。
 ホントに写真撮ってんのか?
 ・・自動焦点カメラなんだろうか。

 だから
 新旧合わせたアラユル仮説を忘れよーとしたら・・ホントに忘れてしまった。
 最近、特に頭、悪くなったので。

 すると
 E=mc2ってのは、質量とエネルギーの交換方程式ではなくて
 単に形質の相違を表してんじゃないか、って気がしてきた。

 今まで私は。
 勘違いしていたのだけれど。
 原発や原爆なんて原子核分裂は
 決して物質をエネルギーに変換させてる訳じゃない。

 ウラン235なんて不安定な原子に、高速中性子1個を打っつける、と
 クリプトン92とバリウム141と高速中性子3個なんて具合に分裂する。
 その質量合計は
 235+1=92+141+3
 高速中性子の衝突前と衝突後に、質量数の変化はない。
 質量は、少しもエネルギーに変換などされてはいない。

 それなら
 あの爆発的なエネルギーは如何して生じるのか。
 それは、ウラン235の原子核を構成する「結合エネルギー」を開放しただけのこと。
 だから
 物質と反物質の対消滅からなるエネルギーの莫大な放出、なんて。
 物質が完全にエネルギーに変換されること、は理論上想定出来ても
 実際、観測された訳じゃない、のではないだろうか。

 そう考える、と。
 ホントに物質って存在してるんだろーか。
 そんな疑惑が、頭に浮かんだ・・ポッカリと。

 物質なんて存在してはいない。
 エネルギーが物質のフリをしているだけ。

 そーすると。
 全ての力=自然界の四つの力(「強い力(グルーオン)」「弱い力(ウィークボソン)」「電磁波(フォトン)」「重力(グラビトン)」)は、3つに分類されるんじゃないかしら。
 「渦(螺旋)」と「スピン(回転)」と「電磁波(直進)」に。

 先ず。
 今までのビッグバン宇宙論同様に、エネルギーが充満する、物質が存在しない状態を想定する。
 そこには当然にエネルギーの「揺らぎ(濃淡)」が生じるが、通常ならエネルギー密度の高い部分から低い部分へエネルギーが流れ込み「揺らぎ」は消える。
 ただ確率的に、エネルギーが流れ込む状態が「渦(螺旋)」になった場合、当初エネルギー密度が低い部分が、他の部分より密度が高くなったとしても、エネルギーの流入が止まらない。
 そこで、エネルギーが集積される。
 すると、その「渦(螺旋)」の中心で、エネルギーが「スピン(回転)」を始める。
 そのエネルギーの「スピン(回転)」が素粒子の形態を取る。
 その状態を表したのがE=mc2。
 素粒子の形態を取る「スピン(回転)」は、当然に引力を持ち、他の素粒子(スピン)を強く引き寄せ、陽子、中性子となり原子核を、電子となり原子を形成する。
 当然に陽子、中性子、電子は、その形態で「スピン(回転)」しており、それらで形成する原子核も原子も、夫々の形態で「スピン(回転)」する。
 原子核の「スピン(回転)」による引力が「強い力(グルーオン)」を
 陽子、中性子、夫々の「スピン(回転)」による、他への斥力が「弱い力(ウィークボソン)」を構成する。
 エネルギーが「スピン(回転)」することなく直進したものが「電磁波(フォトン)」に
 原初のエネルギーの流入「渦(螺旋)」が「重力(グラビトン)」を構成する。
 エネルギーが充満した状態における「渦(螺旋)」を宇宙と呼び、「スピン(回転)」により生じた素粒子が天体をも形成する。
 そのため、宇宙「渦(螺旋)」の中は、その他の部分よりもエネルギーの「揺らぎ」が大きくなり、天体と、その他殆どの部分は真空となる。
 但し、宇宙「渦(螺旋)」は「閉じた系」ではないので、宇宙に内も外もない。
 「電磁波(フォトン)」は、電場あるいは磁場からの相互作用であり、その媒体を問わないため、宇宙「渦(螺旋)」も、その他のエネルギーが充満した部分も通過する。
 エネルギーが充満した状態は平面上にあり、「渦(螺旋)」の形成が時間を構成する。
 つまり。
 「渦(螺旋)」、エネルギーの「スピン(回転)」、「電磁波(フォトン)」の直進。
 それらの現象により、時間が構成され、その時系列の流れに従って空間が形成される。
 我々が「現時点の空間(三次元)」として認識しているものは、時系列に連なる平面の、人間が知覚出来る範囲内の過去・未来である。
 空間(三次元)の奥行きは時間により構成されているに過ぎないから。

 まぁ。
 物理学もクソもない戯言である。
 これなら
 ・・円盤背負った大きな亀、って方がズッとマシかも知れないけれど。

 でも。
 物質(ゆたかさ)なんてモンに囚われて
 将来の生活なんてモンに悩まされて。
 生きる喜びや哀しみ。
 そんな空虚な妄想に支配されている、と。

 実は。
 自分自身すら、単なるエネルギーのスピン(回転)であり
 物質ですらない。
 そんな風に考えると
 すこおしは肩が軽くなる・・よーな気がしない?

 自分を苦しめるのも
 他人を羨むのも。
 みーんな想像力の産物。
 そんなモンに実態なんてない。

 だから。
 生きるために何も必要の無いこと。
 それを考えてる方が精神衛生上良いのではないか。
 そう、思ってる。

 あっ。
 意味の無い空想なんて時間を浪費し、脳髄を疲れさせるだけ。
 そんなコト。
 百害あって一利なし、だから、止めなさい。
 それが
 主治医のアドヴァイスだった・・よーな。


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